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Airtable とは
ブラウザで使えるクラウド型のデータベースツールで、ユニコーン企業のAirtable社 が提供しています。
基本利用だと無料で使えるので、個人でちょこちょこいじる分にはコストはかからないと思います。
ノーコードサービスの中でも大変有名・有力なものの一つとなっています。
どういうツールかざっくり言うと、
表計算は苦手だけど、リレーショナルデータベースのテーブルを簡単に組み合わせることができ、
様々な見せ方ができ、それらの操作を簡単にできる
という感じのツールとなっています!
もうちょい分解して言うとこんな感じです。
- エクセルのように表を作れる
- 入力値の「型」としてテキストはもちろん、画像やチェックボックスなど色々指定できる
- 他テーブルとのリレーションが簡単に作成できる
- フィルタリング、グルーピング、ソートが簡単に操作できる
- 表の見せ方(グリッドやカンバンなど)を簡単に変更できる
この辺も含めて、ツールの概要や基本的な使い方を紹介していきます!
ツールサイトの全体像
トップページはこれ↑
ヘッダーに以下のようなリンクがあります。

- Bases: トップページ。ここに自分の作成したテーブルなどがあります
- Templates: テーブルのテンプレートがたくさんおいて置いてあります。ここのテンプレートからテーブルを作ることもできます。Project Tracker や Bug tracker といったカッチリしたものから Favorite Movies など趣味的なものまで幅広く用意されています。見てるだけでも楽しい感じです。
- Marketplace: ここからプラグインを各テーブルにインストールして、よりリッチな見せ方ができるようになります。基本無料のものばかりかな?🤔 スクリプトもあるので、自分の好きな機能を追加することもできそうですね!
- Universe: 他の人が作ったAirtable のデータがたくさん公開されています。これも見てるだけでもなんか楽しいです🙌
色々見れて楽しいなと思ったところで、これ以降テーブルの作成・編集と見せ方の変更を書いていきます!
とりあえず表を作る
トップページ のMy First Workspace のところから、以下のように「+」ボタンをクリックします。
そのあとテンプレートから作るか、データをインポートするか、何もない状態から作るか選択肢が出てきます。
今回は何もない状態から作ってみるので、一番下をクリックします。

すると、以下のようなバルーンが表示されます。

Base の名前や、テーマカラー、アイコンの編集ができます。
このあたりはいつでも編集できるのでまぁ適当でよさそうです。
ちなみにBase とは複数のテーブルを一かたまりにする入れ物で、エクセルでいうブックのようなものです。
で、作ったBase のアイコンをクリックすると以下のような画面になります。

表っぽい画面が現れました。
最初にチュートリアルが表示されるのでそれに従えば初歩的な操作は分かるかなと思います。
次に何かしら項目を入力していきます。
表に項目を入力する
これ以降は最終的にこういうやつを作っていきます。

まず最初に、Notes、Attachments、Status は使わないので消します。

以下のように「Notes」の右側にある▼マークをクリックします。
するとメニューが出てくるので、一番下の「Delete Field」を選択します。

するとNotes の列が消えます。
続いて Attachements、Status も同様に消します。
すっきりしたので、項目を入力していきます!
以下のあたりをクリックします。

するとテキスト入力可能な状態になるので入力していきます。
で、フィールドの名前が「Name」のままはアレなのでリネームします。
以下のように「Name」付近をダブルクリックします。

すると以下のように編集画面になるので「食品名」と編集します。

Save をクリックして終了です。
項目を入力する方法はこれでマスターできた感あります!
次に、フィールドの型を指定していきます。
フィールドにテキスト以外の型を指定する
上記では「食品名」フィールドにテキストを入力しましたが、Airtable では様々な型を指定できます。
以下のようにフィールド名右端の「+」ボタンを押すと、
フィールド名とそこに入力可能な型を指定し、新しいフィールドを定義できます。

色々あるので見てください!
ちなみに画像を入力するには「Attachment」を選択します。
他のテーブルとのリレーションを作る
いよいよリレーショナルDBらしいことをしていきます。
肉類に色々な肉の種類の紐付けなどをしていきたいと思います。
まず他のテーブルを作ります。
以下のようにテーブル名の横の「+」ボタンから「Create empty table」をクリックします。

テーブル名を入力して、以下のようなテーブルを作りました。
(ついでに左のテーブル名を「Table 1」 から「食品類」に変更しています)

で食品類テーブルに戻り、他のテーブルとのリレーションを持つ新規フィールドを追加します。

どのテーブルとのリレーションにするかを選択します。

クリックするとさらに2つのスイッチが現れます。

上のスイッチをオンにすると、そのフィールドは複数のレコードを紐づけられるようになります。
下のスイッチについてはちょっと説明が難しいので公式ブログを参照 してみてください。
フィールドの選択可否をビューによって切り替えられる機能のようです。
で、次にこの画面が出てきますが今回はスキップします。

どのフィールドを持ってくるかを調整できる機能です。
分かりづらいので選択して試してみてください!
具体的なリレーションを埋めていきます!
「肉類」の右側のフィールドをクリックして編集状態にします。
すると以下のように「+」ボタンが出てきます。

「+」ボタンをクリックすると、以下のように「食材」テーブルのレコード一覧が出てきます!

肉類なので、鶏肉、豚肉、牛肉をクリック!(複数選択はできないっぽい)
すると以下のようになりました。

ちなみに、このとき食材テーブルを見てみると、こちらも動的にリレーションが生成されています。

これで他テーブルとのリレーションが作成できました!

フィルタリングやグルーピングやソート
以下の赤枠のあたりをクリックすると可能です。

このあたりは直感的にできると思うので説明は省略します!
グルーピングなんかはダイナミックに動いておもしろいです。

グリッドやカンバンなど見せ方を変える
これはAirtable の大きな特徴の一つかなと思います。
これまではグリッド(格子状)の見た目でデータベースを表示・編集していましたが、
それの見せ方を大幅に・簡単に変えることができます!
まずは以下のあたりをクリックします。

すると左からview のパネルが出てきます。

下の方のCreate a view をクリックすると新しいview を作成できます。
例えばCalendarをクリックしてみると以下のようになります。

フィールドに関する設定を何やかんやした後、29日は肉の日なのでドラッグ&ドロップしてみます!

グリッドビューを見てみると、肉類は29日になりました!🤘

次に例えばカンバン。
こんな感じで野菜はDoing、果物はDone にできます!

グリッドビューでも、野菜ing、果物ed になっています!🤔

以上で基本的な世界観は把握できたかなと思います。
最後に
データベースを非常に柔軟に加工できるWebツールですね。
大体の部分はクリックするかダブルクリックすると、編集や閲覧ができるようになっています。
今回は初歩的なところの紹介となりましたが、API や Script も提供されており、
もっとできることはあるので機会があればチャレンジしてみようと思います & してみてください!
以上です。
お疲れ様でした!